« 1 つ新しい記事「」へ
1 つ古い記事「」へ »

自作自転車のフレーム

2012 年 1 月 20 日 金曜日

自作ロードバイク (自転車) のために私が選択したパーツを今日から毎日一つずつ解説していきます。初回はフレーム。

素材選び

フレームの素材はスチール、アルミ、カーボン等があります。

  • スチール:
    鉄です。クロモリが圧倒的に有名です。クロモリはクロームモリブデン鋼の略です。伝統的な素材で適度な振動吸収性と高い耐久性が魅力。細いタイプが多い。重くて錆びる。
  • アルミ:
    アルミ単体ではなくアルミ合金のフレーム。スカンジウムフレームというのもありますがアルミにスカンジウムをほんの少量添加したアルミ合金です。硬くて安価。柔らかいモデルもある。
  • カーボン:
    軽くて丈夫で振動吸収性が高いが高価なモデルが多い。フレームだけで 50 万円を超えるものもあります。最近は中国製の 5 万円未満のモデルもあるようです。硬さはメーカーにより異なる。

他にも色々な素材のフレームがありますがあまり一般的ではありません。チタンはそこそこ見ますが木製や竹製の自転車などはほぼ見ません。私はアルミ合金製のフレームを選択しました。通勤用で盗難リスクが高いということと、一台目から高級品に乗るのは良くないと思ったので価格を抑えることにしました。

[Quantec] SLR Racing

仕様

社名Quantec (ドイツ)
パーツ名SLR Racing (ジオメトリ)
素材Aluminum 7005 SLR
Black Anodized (アルマイト塗装)
サイズS (490 mm)
公称重量XL (590 mm) で 1,280 g (Bike24 のデータ)
実測重量S (490 mm) でディレイラーハンガー込みで 1,132 g
ハンガーのみで 15.86 g
写真: Quantec_SLR_RACING_S写真: hanger_etc_weight_1写真: hanger_etc_weight_2写真: hanger_etc_weight_3
送料込み購入価格Bike24 (ドイツ) で 400.45 ユーロ (4 万円くらい)
(入手先一覧と製品サイト)

ジオメトリ

[Quantec] SLR Racing (S サイズ)
シートチューブ長 C-T490 mm
シートチューブ長 C-C450 mm
トップチューブ長 水平換算530 mm
トップチューブ長 C-C520 mm
チェーンステー長406 mm
シートチューブ角74.5°
ヘッドチューブ角73°
ヘッドチューブ長115 mm
ハンガー下がり65 mm

規格

ヘッドセット1 1/8” のゼロスタック
(セミ・インテグレーテッド)
BB シェル幅68 mm
シートチューブ内径31.6 mm
フロントディレイラー取付バンド式 34.9 mm

価格を抑えるといっても品質までも安い製品を使うつもりはありません。Quantec は高品質な製品を合理的な価格でユーザーに提供することをモットーにしているドイツのアルミフレームメーカーです。この価格でカーボンフレーム並の重量を実現できるメーカーは Pro-Lite や Ribble を除けば他に見あたりません。

最初は、これより一万円安い同社の Race SL を注文していました。Race SL は当時品薄で納期が completely unknown だと言われたので SLR Racing にしました。しかし、サイズの面で後悔しています。SLR Racing だと Race SL よりもサイズが一回り大きくなるのですが、一番小さいサイズでも私の体には少し大きいようです。

ちなみに、SLR Racing のディレイラーハンガーは 2.5 mm のヘックスで 2 N・m 弱で締め付けられてました。


関連記事
  1. Surly Pacer 2012

« 1 つ新しい記事「」へ
1 つ古い記事「」へ »

  • トラックバック

    URL:

  • コメント

  • コメント投稿

    ログイン する





    下記のタグが使えます (XHTML):
    <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <img alt="" class="" height="" src="" width=""> <q cite=""> <span class=""> <strike> <strong> <sub> <sup>