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自作自転車のフォーク

2012 年 1 月 21 日 土曜日

自作ロードバイク (自転車) のパーツ紹介。フォーク。

ヘッド角とフォークのオフセット

ヘッド角とはフレームのヘッドチューブの角度のことです。キャスター角とも言います。ヘッドチューブが水平線から何度起きているかを示します。まっすぐ上を向いていたら 90° です。フォークのオフセット (rake) とはヘッドチューブ軸からフォークが何 mm 前に飛び出すかを示しています。ヘッド角とフォークのオフセットの関係によってトレイルの量が変化します。トレイルの量によってハンドリングのレスポンスが変わります。トレイルが大きいと直進安定性は高まりますがハンドルが重くなります。適切なトレイル量はある程度決まっているため、フレームのヘッド角が決まるとフォーク (のオフセット値) の選択肢が収斂します。この相互関係については ブリヂストンのトレイル早見表 を参照してください。

素材

フォークはカーボンが一般的で、アルミフレームのロードバイクでもフォークはカーボンというモデルが多いようです。フレームはアルミでもカーボン並に軽いものがあるのですが、アルミ製のフォークは総じてとても重いです。あまり普及しておらず開発が進んでいないためでしょうか。フォークはアルミ製にしても価格はそれほど抑えられないのですが、フルアルミ構成を体験したかったのでフォークもアルミ合金製にしました。

[Kinesis] RACELIGHT 7075

社名Kinesis (イギリス)
パーツ名RACELIGHT 7075
素材Aluminum 7075
ホイールサイズ700c
フォークコラム外径1 1/8”
フォークコラム長300 mm
オフセット (rake)43 mm
クラウンまでの高さ378 mm
対応ブレーキロングドロップ (47-57 mm)
公称重量650 g
実測重量691 g (カット前),
643 g (コラム長がきっかり 200 mm の時),
651 g ([Cane Creek] ZS3 の
クラウンレース取付後)
写真: kinesis_racelight7075
さらに、コラム長 163 mm までカットしたところ、
クラウンレース込みで 632.6 gだったので
フォーク自体は 622 g になったと思われる。
送料込み購入価格Wiggle (英国) で 40 ポンド (4,800 円) くらい
(入手先一覧と製品サイト)

[Quantec] SLR Racing S サイズのヘッド角は 73° で、[Kinesis] RACELIGHT 7075 のオフセットが 43 mm なのでトレイルは 57.5 mm です。標準値の範囲内ですがどちらかと言えば直進安定性が高いはずです。

フレーム選びでも失敗していますがフォーク選びでも失敗しています。このフォークに通常のブレーキを使用することはできません。ロングドロップやロングアームと呼ばれる大きめなブレーキを使用する必要があります。後述しますが強引に BR-5700 に取り付けました。

その後、いわゆる中華カーボンのフォークを購入しました。公称 350 g でしたが、カット前 (コラム長 300 mm) で実測 402.80 g でした。161 mm にカットしたところ 365.26 g になりました。


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