自作自転車のフレーム
自作ロードバイク (自転車) のために私が選択したパーツを今日から毎日一つずつ解説していきます。初回はフレーム。
素材選び
フレームの素材はスチール、アルミ、カーボン等があります。
- スチール:
鉄です。クロモリが圧倒的に有名です。クロモリはクロームモリブデン鋼の略です。伝統的な素材で適度な振動吸収性と高い耐久性が魅力。細いタイプが多い。重くて錆びる。 - アルミ:
アルミ単体ではなくアルミ合金のフレーム。スカンジウムフレームというのもありますがアルミにスカンジウムをほんの少量添加したアルミ合金です。硬くて安価。柔らかいモデルもある。 - カーボン:
軽くて丈夫で振動吸収性が高いが高価なモデルが多い。フレームだけで 50 万円を超えるものもあります。最近は中国製の 5 万円未満のモデルもあるようです。硬さはメーカーにより異なる。
他にも色々な素材のフレームがありますがあまり一般的ではありません。チタンはそこそこ見ますが木製や竹製の自転車などはほぼ見ません。私はアルミ合金製のフレームを選択しました。通勤用で盗難リスクが高いということと、一台目から高級品に乗るのは良くないと思ったので価格を抑えることにしました。
[Quantec] SLR Racing
仕様
社名 | Quantec (ドイツ) |
---|---|
パーツ名 | SLR Racing (ジオメトリ) |
素材 | Aluminum 7005 SLR |
色 | Black Anodized (アルマイト塗装) |
サイズ | S (490 mm) |
公称重量 | XL (590 mm) で 1,280 g (Bike24 のデータ) |
実測重量 | S (490 mm) でディレイラーハンガー込みで 1,132 g ハンガーのみで 15.86 g |
送料込み購入価格 | Bike24 (ドイツ) で 400.45 ユーロ (4 万円くらい) (入手先一覧と製品サイト) |
ジオメトリ
シートチューブ長 C-T | 490 mm |
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シートチューブ長 C-C | 450 mm |
トップチューブ長 水平換算 | 530 mm |
トップチューブ長 C-C | 520 mm |
チェーンステー長 | 406 mm |
シートチューブ角 | 74.5° |
ヘッドチューブ角 | 73° |
ヘッドチューブ長 | 115 mm |
ハンガー下がり | 65 mm |
規格
ヘッドセット | 1 1/8” のゼロスタック (セミ・インテグレーテッド) |
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BB シェル幅 | 68 mm |
シートチューブ内径 | 31.6 mm |
フロントディレイラー取付 | バンド式 34.9 mm |
価格を抑えるといっても品質までも安い製品を使うつもりはありません。Quantec は高品質な製品を合理的な価格でユーザーに提供することをモットーにしているドイツのアルミフレームメーカーです。この価格でカーボンフレーム並の重量を実現できるメーカーは Pro-Lite や Ribble を除けば他に見あたりません。
最初は、これより一万円安い同社の Race SL を注文していました。Race SL は当時品薄で納期が completely unknown だと言われたので SLR Racing にしました。しかし、サイズの面で後悔しています。SLR Racing だと Race SL よりもサイズが一回り大きくなるのですが、一番小さいサイズでも私の体には少し大きいようです。
ちなみに、SLR Racing のディレイラーハンガーは 2.5 mm のヘックスで 2 N・m 弱で締め付けられてました。
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