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石鹸作り第 1 回目 (オリーブ 100%、鹸化率 95%)

2008 年 11 月 15 日 土曜日

(めんどうなので写真はなし) 第 1 回目は実験です。できるだけ単純化するために油はオリーブ・オイルのみを用います。鹸化率をあまり下げすぎると油脂が分離してしまうようなので鹸化率は 95% に抑えました。ピュア・オイルを使いたかったのですが通販が間に合わなかったので近所のスーパーで売っていたエクストラ・バージン・オイルで間に合わせました。

(めんどうなので写真はなし) 第 1 回目は実験です。できるだけ単純化するために油はオリーブ・オイルのみを用います。鹸化率をあまり下げすぎると油脂が分離してしまうようなので鹸化率は 95% に抑えました。ピュア・オイルを使いたかったのですが通販が間に合わなかったので近所のスーパーで売っていたエクストラ・バージン・オイルで間に合わせました。

材料

  • オリーブ・オイル 400 g
  • 水酸化カリウム 84 g
  • 水酸化カリウム希釈用の湯冷まし 200 ml
  • エチルアルコール 120 mlせっけん素地希釈用湯冷まし 2 L くらい
  • 湯冷ましは精製水でも構わない

手順

1 準備
窓を全開にして換気を良くします。この時、子供やペットが入れないようにしてください。材料の計量もすませておきましょう。

2 油を湯煎にかける
油を湯煎して 75 ℃ くらいまで加熱します。これと同時進行で作業 3 に移ります。

3 水酸化カリウムを溶かす
水酸化カリウムを耐熱カップに入れ、そこに水を注ぎます。温度計でかき混ぜ完全に溶かします。ここで発生するガスを吸わないように注意。完全に溶けたら少し放置して 65 ℃ まで落とします。鍋が大きい場合にはここまで温度を落とす必要はないと思います。

追記
国際化学物質安全性カード によれば水酸化カリウムには水を注いではならないようです。希釈する時は必ず水の中に水酸化カリウムを徐々に加えるようにしましょう。ご注意ください。

4 水酸化カリウム溶液を油に投入
耐熱べらで撹拌しながら湯煎で加熱します。85 ℃ まで上がったら火を止めます。途中で泡が強くなりますが吹きこぼれない程度に撹拌し続けます。鍋が小さい場合には泡立ちが強くなったら撹拌を中断してください。最終的にペースト状になったら完成です。

5 保温
火から下ろした鍋を新聞紙で包みさらにその上からバスタオル等で包んで保温します。1 日待ったらせっけん素地の完成です。できあがりは栗きんとんのようにねっとりしています。

6 希釈
必要な分だけのせっけん素地を計量します。その 6 倍量の水道水を 3 分間煮沸します。火を止め沸騰がおさまったら (精製水を用いる場合は煮沸は不要) 、そこにせっけん素地を投入し、沸騰しないように加熱しながら撹拌します。概ね溶けたら容器に移します。多少溶け残りがあっても一晩か二晩たてば溶けてしまいます。pH を計測し弱アルカリ性なら液体せっけんの完成です。

完成
エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル 100% 鹸化率 95% 液体せっけんの完成。まず、一番おそれていた分離は全くありませんでした。次は鹸化率を 90% まで落としてみます。

使用感
エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル特有のあのにおいがとても強いです。このにおいが好きな人もいるでしょうが、やはりピュアオイルを使いたかったところです。それから泡立ちがとても悪い。オリーブ油 100% は泡立ちが悪いということでしたが、ここまで泡立ちが悪いとは。しかし、使用感自体は良好なのでフォーミング・ボトルなどを使って何とかしたいところです。

製造過程でたくさんかきまぜて鹸化を促進したせいか、これで頭を洗ってもそれほど髪はきしみません。ただ、市販のシャンプーと比べると髪はきしみます。うーん、早く次のせっけんが作りたい (このせっけんは 2008 年 11 月 3 日に製造しました)。

材料

  • オリーブ・オイル 400 g
  • 水酸化カリウム 84 g
  • 水酸化カリウム希釈用の湯冷まし 200 ml
  • エチルアルコール 120 mlせっけん素地希釈用湯冷まし 2 L くらい
  • 湯冷ましは精製水でも構わない

手順

1 準備
窓を全開にして換気を良くします。この時、子供やペットが入れないようにしてください。材料の計量もすませておきましょう。

2 油を湯煎にかける
油を湯煎して 75 ℃ くらいまで加熱します。これと同時進行で作業 3 に移ります。

3 水酸化カリウムを溶かす
水酸化カリウムを耐熱カップに入れ、そこに水を注ぎます。温度計でかき混ぜ完全に溶かします。ここで発生するガスを吸わないように注意。完全に溶けたら少し放置して 65 ℃ まで落とします。鍋が大きい場合にはここまで温度を落とす必要はないと思います。

追記
国際化学物質安全性カード によれば水酸化カリウムには水を注いではならないようです。希釈する時は必ず水の中に水酸化カリウムを徐々に加えるようにしましょう。ご注意ください。

4 水酸化カリウム溶液を油に投入
耐熱べらで撹拌しながら湯煎で加熱します。85 ℃ まで上がったら火を止めます。途中で泡が強くなりますが吹きこぼれない程度に撹拌し続けます。鍋が小さい場合には泡立ちが強くなったら撹拌を中断してください。最終的にペースト状になったら完成です。

5 保温
火から下ろした鍋を新聞紙で包みさらにその上からバスタオル等で包んで保温します。1 日待ったらせっけん素地の完成です。できあがりは栗きんとんのようにねっとりしています。

6 希釈
必要な分だけのせっけん素地を計量します。その 6 倍量の水道水を 3 分間煮沸します。火を止め沸騰がおさまったら (精製水を用いる場合は煮沸は不要) 、そこにせっけん素地を投入し、沸騰しないように加熱しながら撹拌します。概ね溶けたら容器に移します。多少溶け残りがあっても一晩か二晩たてば溶けてしまいます。pH を計測し弱アルカリ性なら液体せっけんの完成です。

完成
エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル 100% 鹸化率 95% 液体せっけんの完成。まず、一番おそれていた分離は全くありませんでした。次は鹸化率を 90% まで落としてみます。

使用感
エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル特有のあのにおいがとても強いです。このにおいが好きな人もいるでしょうが、やはりピュアオイルを使いたかったところです。それから泡立ちがとても悪い。オリーブ油 100% は泡立ちが悪いということでしたが、ここまで泡立ちが悪いとは。しかし、使用感自体は良好なのでフォーミング・ボトルなどを使って何とかしたいところです。

製造過程でたくさんかきまぜて鹸化を促進したせいか、これで頭を洗ってもそれほど髪はきしみません。ただ、市販のシャンプーと比べると髪はきしみます。うーん、早く次のせっけんが作りたい (このせっけんは 2008 年 11 月 3 日に製造しました)。


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