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T221 を使ってみて

2009 年 7 月 3 日 金曜日

T221 を使ってみました。もう感動です。一言で表現するなら新素材の紙という感じですね。

写真を表示させると、その表現力に驚きます。見かけ上の大きさは小さいのに非常に精細だからです。紙に印刷された写真に近い精細感です。これが 98,000 円だからすごい。ただ、このディスプレイはファンがついていてこれが結構うるさいのが気になります。以下、T221 の設定や接続について書きます。

新たなグラフィックボードを導入する必要もなく、Radeon HD 4650 だけで 3,840 × 2,400 (48 Hz) の環境を実現できました。4650 の 2 つの DVI 出力と T221 の接続は、付属のコンバータ・ボックスと二股の特殊な DVI ケーブルを使います。しかし、残念ながら水平ストレッチ (NVIDIA でいうビッグデスクトップ) はできませんでした。できないわけではないのですが、3,200 × 1,200 にしかなりませんでした。水平ストレッチは Catalyst™ Control Center の基本モードの簡単設定ウィザードから設定します。

追記 2ch の 関連スレの書き込み によれば、レジストリをいじれば、3,840 × 2,400 での水平ストレッチもできそうです。

【3840x2400】QUXGA-Wのモニタpart3【200ppi】 291 名前:278[sage] 投稿日:2009/07/07(火) 14:11:01 ID:PUU/OQ92 RADEON DVIx2接続でCCCで水平スパン設定の件。 install powerstrip; reboot powerstrip > monitor infomation > read data from EDID; write custom monitor driver デバイスマネージャでモニタドライバx2差し替え CCC > stretch main horizontally > Force Desktop Area でいけた@2003R2 ML115 HD2600XT

先述の通り、T221 は非常に精細なディスプレイで DPI は 204 です。すなわち、2.54 cm に 204 個 (2.54 cm 四方内に 204 個ではなく、2.54 cm 直線上に 204 個) もの画素が存在 します。これだけ精細だと Windows XP のデフォルトの設定では文字が小さくなりすぎてしまい文字が判読しがたくなってしまいます。そこで、今までのディスプレイと同様の使用感を維持するためには、まず DPI 設定を変更する必要があります。

DPI 設定は [画面の設定] の [詳細設定(V)] から変更できます。ただし、DPI 設定はディスプレイごとに変更することはできません。マルチディスプレイ環境では、T221 に合わせた DPI 設定を採用すると、T221 以外のディスプレイにおいて文字が大きく表示されすぎてしまいます。この場合、その他のディスプレイの表示領域が著しく減ったように感ぜられ、使い勝手が著しく悪くなってしまいます。Windows 7 ではディスプレイごとに DPI が設定できるようになっているかと思い RC 版をインストールしてみましたが、変わっていませんでした。次の OS に期待ですね。

というわけで、今までのディスプレイの代替とする場合には使い勝手が悪くなってしまいます。解像度は著しく増えますが、画面面積は減ってしまいますので。作業性という観点からは解像度よりも画面面積が重要ということが今回分かりました。というわけで、もう 1 枚グラフィックボード (RADEON HD 4550 あたり) を導入して 5 画面化して画像確認専用のディスプレイにしようかなと思ってます。PCI Express x16 が 2 つついているマザーボードを選択しておいてラッキーでした。ちょっともったいないですが、もう 1 枚グラフィックボードを買うまでは箱にしまってお蔵入りです。


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