歌劇「魔笛」
11 月 30 日、川崎にて歌劇「魔笛」を観てきました。
ミューザ川崎シンフォニーホールは半月状の舞台の手前半分がオーケストラ、奥半分が役者達の立つステージになっています。その半月状の舞台に相対するようにやはり半月状のプレミア席があり、舞台とプレミア席が一つの円を形成しています。その円を他の席が丸く囲んでいます。ですから舞台の真後ろにも席があります。
今回は全席自由のため我々が着いた時にはステージ正面側はほとんど埋まってしまっており、我々はステージの背面に着席しました。ステージ背面なら字幕は見られませんが、ステージから 2 列目に座ることができ役者のすぐ真上から鑑賞できました。
今回は客席から役者が登場するなどあっと驚く演出が多かったのですが一番驚いたのは我々のすぐ前 (1 列目) に座っていた人達が突然合唱を始めたことです。
夜の女王のアリアの後に「ブラボー」コールをしたり、ステージ上で泣き出してしまったちびっ子役者に声援を送ったりとうるさいなぁ、と思っていたのですが、まさか歌手とは。前列の方々の中にはスコアを持っている人が一人いたのですが、当初はただのオペラマニアだろうとぐらいにしか思ってませんでした。50 cm の距離からの合唱はさすがに迫力があり本当にいい思い出になりました。
ちょうど、東京アマデウス管弦楽団のホームページに分かりやすい写真がありましので拝借させてもらいました。赤丸の席から見下ろしたわけです。
全体的にやや声量が小さい役者が多かったものの、夜の女王はフロア全体を共鳴させるほどの素晴らしい歌声でしたし、管弦楽団 (東京アマデウス管弦楽団) のクオリティも高く本当に素晴らしいオペラでした。今までに観た市民管弦楽団の演奏会の中では最も良いものでした。都内を中心に市民管弦楽団の演奏予定を地図上に示してみましたので、皆さんもお近くの市民管弦楽団の演奏会をぜひ鑑賞してください。
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