自転車はけっこう速い
自転車は速度が出ないものだと思っている人が多いと思います。そのためか、時速 30 km 以上で公道を走ると面倒なことになることが多いのです。
先ほど、最寄り駅からママチャリで帰宅中のことです。時速 40 km 制限の道で、原付が前を走っていました。この原付は感心なことに法定速度を守っていました。原動機付き自転車の制限速度は時速 30 km ですから、かなりチンタラ走っていたということです。
原付は制限速度どころか時速 28 km くらいしか出しておらず、あまりにも邪魔だったので追い越し (この道では自転車の制限速度は時速 40 km) ました。すると、何とその途端にスピードを上げて追い上げて来ました。バイクの前照灯とエンジン音でそれと分かります。こうなると面倒です。以前にも変な車にからまれたこと (この時も誓って道交法を遵守していました) があります。しばらくはその位置関係を維持しましたが、左折するポイントがあったので自転車の加速力が遅いことを利用して、そこで追い越されることにしました。
左折後、ゆっくりと加速していたにも関わらず一向に抜かれる気配がありません。それどころか併走されてしまいました! これはまずい! しかも、何か話しかけてきています! からまれてしまいました! これは面倒! と思ったら。よく見ると手で数字を示しています。よく聞くと「すごいですよ! 40 キロ出てましたよ!」と言っています。するとその原付はすぐに右折してどこかに消えてしまいました。
ほっとしたと同時に微笑ましくなってきました。スピードメーターのついた自転車なんて知らないんでしょうね。しかし、悪い輩だと思ってしまって申し訳ないという気持ちにもなりました。
私は無理ですがプロのレーサーは車よりも速く走れます。先日のツール・ド・フランスの最終ステージのシャンゼリゼではカベンディッシュ選手が圧倒的な加速力でゴールしましたが、恐らくあの時点で時速 70 km 以上出ていたのではないでしょうか。信じられないという方はぜひツール・ド・フランスを観戦してください。
今年のツール・ド・フランスでは日本人 (別府選手と新城選手) が史上 4 度目となる参戦を果たし、二人とも素晴らしい成績を残しました。特に別府選手は最終ステージで敢闘賞を獲得するなど素晴らしい活躍でした。来年のツール・ド・フランスも必ず面白くなりますよ!
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