可聴周波数域の限界に挑戦
2 ヶ月ほど前のニュースですからご存知の方も多いと思いますが、足立区の北鹿浜公園にある機械が設置されたそうです。17,600 Hz の高周波、いわゆるモスキート音を 90 ~ 100 dB の大音量で発する装置で、毎日午後 11 時から午前 4 時まで稼働させているんだとか。この装置は、高周波が若者にしか聞こえないことを利用して、深夜に公園で悪さをする若者を撃退するために導入されました。かなりの大音量ですから、聞こえる人はすぐに耐えられなくなって立ち去るんだそうです。
足立区なので自慢のモペットで行ける距離です。早速、友人を誘ったのですが体よく断られてしまいました。そこで、自宅でモスキート音を発生させるべくサイン波 (最も単純な音) を生成してみました。
どうせならと思って C0 (16.352 Hz) から E10 (21,096 Hz) までのサイン波も生成してみました。A9 まではドレミファソラシだけですが、その先は半音刻みです。生成には WaveGene 1.40 を使用し、音量は -15 dB、フォーマットは flac (cue シート埋め込み) を採用しています。どの音がどの楽器のどの音に対応するかもちょっと記載しています。
是非、皆さんも試してみてください。
音源をダウンロードする (1347)
再生ソフトをダウンロードする (注 1)
さて、もちろん私も試しました。が、何と全く聞こえませんでした。1980 年代生まれなのに……と思って試しにイヤホン (ER-4S) で再生してみると 21,096 Hz まで余裕で聞こえました。このようにスピーカーの性能 (注 2) によってはそもそもモスキート音が再生できない場合もありますのでご注意ください。
裏を返せば、スピーカーの周波数特性のチェックにも使えます。イコライザーの設定にも便利でしょう。ただし、前者の場合、等ラウドネスレベル曲線 に留意してある程度音量を大きくして再生してください。
注 1
4.43 では圧縮率が 89.% と表示されますが 8.9% の誤りです。4.44 以降ではこの不具合は修正されます。それから曲を手動でスキップすると曲と曲のつなぎ目で音が混ざってうねりが発生しますが、これは仕様です。直す予定はありません。気になる方は [Preferences] → [Advanced] → [Playback] → [Fading] の項目を全て 0 にしてください
注 2
もしかすると D-77FRX のせいではなく A-929 のせいかもしれませんが、面倒なので責任追及はしていません。高校の時、アルバイトで貯めたお金で購入して以来ずっと使っているのですがそろそろ買い換え時かもしれません。
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