ナメサメカリンチョ

皆さんはメインのパソコンに何台の HDD を接続しているでしょうか。私は 10 台くらい HDD を持っていますがそのうち常に接続しているのは 2 台だけです。

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システム用の HDD と毎日使う音楽データを納めた HDD です。その他にも映画用の HDD などがあるのですが、これらは映画を観るときにだけ接続するようにしています。毎日、映画を観るわけではないのでいっそのことパソコンから外してしまって省電力を優先しています。仮に雷が我が家を直撃してパソコンに接続した HDD が全て死んだとしてもパソコンに接続していない HDD は生き残りますしね。

このように常にパソコンとは接続しない HDD を用意することでデータの安全性を高めることができます。もちろん、映画を観ている最中に雷が直撃してしまう可能性もあるので、映画用 HDD と同一の内容を納めた HDD をもう 1 台用意したほうがよいでしょう。これをミラーリングと呼びます。

しかし、いちいちパソコンを開けて HDD を接続したり外したりしていては大変面倒です。そこで、リムーバブル HDD です。リムーバブル HDD を使えば、ちょうど、フロッピーディスクをパソコンに差し込むように HDD をパソコンに差し込むことができるようになります。USB の外付け HDD と違って場所を取りませんし、データのやりとりは高速です。

リムーバブル HDD ではまずパソコンの 5 インチベイ (DVD ドライブなどが納められているところ) にリムーバブル HDD ベイ (ドックやラックと呼ばれることもあります) を装着します。そしてトレイと呼ばれるインナーケースに内蔵 HDD を納め、それをリムーバブル HDD ベイに挿入します。ラトック がこうしたシステムの一大メーカーでした。

ラトックのトレイは 1 つ 3 千円ぐらいです。外付けの HDD よりも 3 千円安く内蔵 HDD を購入してもトレイ代で帳消しになってしまうわけです。これを使っていた当時の私はお金がなかったので 1 台のトレイを複数の HDD で使い回していました。使うたびにドライバーでネジを外したりするのです。

しかし、3 年前ツクモがリムーバブル HDD 市場に殴り込みをかけました。naked です。naked ではトレイを廃し裸の HDD を直接挿入できるような構造でした。トレイ代が不要になるとあって、私はすぐにこれに飛びつきました。今では色々なメーカーからこうした裸のリムーバブル HDD システムが発売されていますが、naked が一番最初だったと思います。

naked では HDD を覆うものがないのでそれほど温度が上がりません。そのため、本体にファンがついていません。ラトックはかなりうるさかったので、これもうれしい点でした。

ただし、こうした裸のリムーバブル HDD の構造にも欠点があります。

HDD 側のコネクタの寿命です。naked の SATA コネクタは約 5 万回の抜き差しに耐えるそうですが、HDD の SATA コネクタの寿命は 50 回ほどと言われています。HDD 本体が生きていてもコネクタが死んでしまっては元も子もありません。ラトック等のシステムに比べると圧倒的に安価ですが、こうした欠点もあるようです。

今日、その naked の 2 代目 を購入するためツクモに寄ったところ、何と秋葉原全店で品切れで入荷予定も不明だとのことでした。先日、ヤマダ電機に救済合併された影響なのでしょう。

しかし、もっと良い製品を見つけてしまいました。センチュリーの 技あり！ 楽ラック Jr. です。何が良いって色です。今までは裸のリムバーブル HDD システムには純白な製品はありませんでした。5 万回耐久という文字もありませんし、前面にスリットもありませんが、そこは純白モデルの前では大きな問題ではないと思います。このように、一度システムを純白で揃えてしまうと色々と大変ですので、デスク周りは黒で統一することを強くお勧めします。

ちなみに同社製品には「二代目 技あり！楽ラック」というモデルもありますが、ファンがうるさいのでお勧めしません。ケースファンが貧弱であったり、静音性よりも安定性を望む方には良いと思いますが。

価格.com や coneco.net で比較したところ、送料も考慮しますと amazon が一番安いようです。3,087 円です。やはり、送料無料というのは大きいですね。ちなみに同様に送料無料のソフマップには同商品はありませんでしたし、NTT-X では送料が 1,050 円でした。ベストゲートでは同商品は見つかりませんでした。

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