液体せっけんの熟成時間
続き
そしてせっけんの特性は油の種類によって決まるため、油の配合割合を変えることで泡立ち重視や潤い重視など機能の違うせっけんを作れるそうです。
ほほ~。これは自作したくなりますね。しかし、製造工程をながめていると結構めんどくさそうです。まず、原料の苛性ソーダ (水酸化ナトリウム) を入手するためには薬局に印鑑を持っていく必要があります。これは仕方ないとしても最大のネックが熟成期間。
最低でも 3 週間は寝かさなければならないそうです。私のような小心者なら 2 ヶ月は熟成させたいところ。色々な配合割合のせっけんを片っ端から作ろうと思ったのですがこれは面倒。
と思ったら!
反応工程でアルコールを添加すると反応を活性することができ熟成期間は 24 時間で良いようです。
ところで水酸化ナトリウムの代わりに水酸化カリウムを使うと液体せっけんが得られるです。これは嬉しい。液体せっけんなら固体せっけんと違って「中心部に苛性ソーダが残ってた!」なんてことはなさそうです。小心者の私でも 3 日も熟成させれば安心できます。
固形せっけんは使用時にどうしても無駄が出るし溶け残りのせっけんが肌に残留しアトピーの原因になることもあるそうです。衣類用洗剤も液体派の私としては体用せっけんも液体にしたいところです。
ただアルコールを添加するとその分コストがかかります。そこでアルコール添加せっけんで油の配合割合や製法を研究し、レシピが決まったらアルコール抜きで作る。これでどうでしょう。
机上の空論では何にもなりません。実際にやってみたらまるで違う現実があるかもしれません。
よし、液体せっけんを作ってみよう!
(この内容は 2008 年 5 月 24 日に書きました)
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