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世界一エキサイティングな音楽祭

2007 年 5 月 6 日 日曜日

「熱狂の日」音楽祭 2007 に行ってきました。

世界で最もエキサイティングなクラシック音楽祭、「熱狂の日」音楽祭はフランス北西部の港町ナントで、1995 年に誕生した音楽祭で、2005 年から GW 期間中東京でも開催され好評を博しているそうです。 期間中は朝から晩まで同時並行で公演が催されるのが特徴。何とその総数は約 300 公演。

システムがよく分からぬまま参加したんですが、様々なことに驚かされました。まず、全ての公演は 1500 円以下で鑑賞できます。無料公演もあります。当日でもチケットが取れます。0 歳児からの公演も用意されています。

実際の演奏では公演中は観客の態度が本当に良くて驚きました。演奏が始まる一瞬前は完全に無音の世界になる。図書館より静かです。日本人に生まれて本当に良かったと思った (日本は世界で一番観客の態度がいいらしい)。ちょっと遠い席だと演奏者の演奏と聞こえてくる音がわずかにずれるというのも驚き。まぁ、物理法則から言えば当然と言えば当然ですが、あんなに音がズレるほど大きな会場は初めてでした。

今日はラヴェルの「亡き王女のためのバヴァーヌ」、「ダフニスとクロエ」、「ボレロ」を観てきました。あと無料公演のストラヴィンスキーの「春の祭典」。今までも何度かクラシックのコンサートは行ったことがありますが、ピアノソナタとか室内楽しか聴いたことがありませんでした。だいたい、手持ちの CD もピアノ・ソナタや室内楽が多くて管弦楽曲はあんまし好きじゃありませんでした。

しかし、今回管弦楽曲を聴いて震えてしまいました。うまく説明できませんが自宅で聴く CD とは音の質の種類がまったく違いました。CD では音がまとまった状態でスピーカーから出てきますが、生演奏だと音がバラバラのまま目の前に広がるのですごく楽しい。とにかく生演奏は魅力的。いやーそれにしても管弦楽曲っていいもんですなぁ。どっぷりハマりそう。

プロはやっぱり超絶うまいんだけど、無料公演の桐朋学園大学オーケストラもかなり質が高かったです。とても無料とは思えませんでした。まだまだ知らない世界があるなーと痛感。

明日は ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲の組曲「展覧会の絵」とラヴェルの「ラ・ヴァルス」を見に行ってきます。本当はシベリウスの「トゥオネラの白鳥」が聴きたかったんだけど、残念ながら席が取れませんでした。


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