ナメサメカリンチョ

RSR Stove 2nd にアルコ K2 (メタノール 95%，エタノール 5%) を使用したときの出力と効率を計算します。

続いては SOTO ウインドマスター SOD-310B の効率を計算します。

アルコールは配合レシピが無限に考えられますが，ガスは配合率が変わってもほとんど発熱量は変わらないので，まずはガスストーブでお湯を沸かすのに何分かかるか計測し効率を計算しましょう。まず，実際に水を沸騰させその際の燃料の消費量を測定します。燃料の消費量に燃料の熱量を掛け算し，完全燃焼時の発熱量を計算します。次に，水と鍋を温めるために必要な熱量の理論値を計算します。最後に，完全燃焼時の発熱量を必要な熱量の理論値で割り算し効率を推定します。ここで言う効率とは，燃料からどれだけ熱を得ることができたのかという燃焼効率 (完全燃焼すれば 100% になる) と燃料から得られた発熱量が鍋を温めるためにどの程度使われたかという熱効率を掛け算した正味の効率を意味します。

アルコールストーブに高火力と長い燃焼時間の両方を両立させるためにはもはやアルコールの配合レシピを自作するしかないように思われます。イソプロパノールの配合率を高めつつも完全燃焼する燃料用アルコールを探します。

アルコールストーブでのアルコール燃料の消費速度はどのぐらいなのか，また，その時の出力はどのぐらいなのか。続いてはエタノールを 67% 含有し，メタノール主体のアルコール燃料よりも二割も熱量が大きい 小堺製薬 ニワトリ印 燃料用アルコール での試験です。

アルコールストーブでのアルコール燃料の消費速度はどのぐらいなのか，また，その時の出力はどのぐらいなのか。次は，メタノールより 5 割以上も熱量が大きいイソプロパノールでの試験です。

ストーブの火力＝出力は 1 時間あたりの発熱量です。燃焼効率を 100% (完全燃焼) とすると，出力は 1 時間にどのぐらいの燃料を燃やせるかで決まります。出力が大きければ (すぐに燃料が燃え尽きてしまい) 燃焼時間は短くなり，出力が小さければ燃焼時間は長くなります。まず，各ストーブの燃料消費速度を実測し，1 時間当たりの燃焼消費量を推定します。これより完全燃焼での 1 時間の発熱量を計算し，出力とします。また，ここでは湯沸かしに必要な時間も計測します。

登山やキャンプ用の携帯コンロをストーブと呼びます。今年のお正月はアルコールストーブとガスストーブの徹底比較を行いました。具体的には，水を沸騰させるために必要な時間，燃料消費量などを計測し，出力と効率 (燃焼効率×熱効率) を計算しました。