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200 万円のディスプレイを買ってしまった

2009 年 6 月 29 日 月曜日

200 万円 のディスプレイを買ってしまいました。

ディスプレイというのは大きければ大きいほど良いものです。大きいディスプレイなら複数の作業を同時にこなすことができます。エクスプローラでフォルダの中のファイルを一覧表示、ブラウザを立ち上げながらエディタで文章を打つ。これらを表示を切り替えることなく一度に表示できます。作業効率は飛躍的に向上します。さらに、画面が余っていれば、再生中の音楽の歌詞情報を表示させることもできます。たまにしか見ない情報を常時表示できるなんて何てぜいたくなのでしょう。

昨日までは、うちでは 19 インチの SXGA (1,280 × 1,024) が 2 枚、17 インチの SXGA (1,280 × 1,024) が 1 枚、15 インチの XGA (1,024 × 768) が 1 枚という 4 枚構成でした。ただ、この構成ではブルーレイをフルハイビジョンで楽しむことができないので、ずっと WUXGA (1,920 × 1,200) のディスプレイが欲しいと思っていました。特に NEC の 26 インチの MultiSync LCD2690WUXi は本当に買う寸前までいきました。その度に、「有機 EL まで待つんだ」と言い聞かせて財布の紐をがっちり締めていました。

ところが、AKIBA PC Hotline! の記事 を読んで心境が一変してしまいました。

22 インチで 3,840 × 2,400!? QUXGA-W!?

中古とはいえ 44,980 円!?

「これ…いいんじゃないか……?」

と、と、とりあえず、見るだけ見てみよう。店頭であら探しをして諦める口実を探そう。というわけで日曜日に秋葉原に実機を見にいきました。秋葉ツクモのディスプレイが多い店舗です。しかし、残念ながら 16 時の時点ではもう既に売り切れていました。とりあえず、ソフマップで WD10EADS の 500 GB プラッタ版が AKIBA PC Hotline! の価格調査 よりも 190 円安かったので購入しました。しかし、こうなるとがぜん欲しくなるというのが人情。

インターネッツで色々と調べていると全ての情報は 2ch の QUXGA-W のスレ に結集していることが分かりました。さらに当該スレをざっと見ていると 2 つのことが分かりました。

  1. インターネット上ではほぼ同じ価格帯でまだ手に入る。
  2. 一部の付属品が欠けているためにリフレッシュ・レートを上げるのは非常に困難。

1 つ目は朗報でした。ヤフオクGENO ではほとんど同価格帯で手に入りそうです。

2 つ目は、この製品を諦めるための実に良い口実になりそうでした。なんと、今回のセットにはコンバータ・ボックスという付属品がつかないために DVI 端子を 1 つ繋いだだけではリフレッシュ・レートは 12 Hz にしかならないらしいのです。2 つ繋いでも 24 Hz。4 つ繋いで初めて 48 Hz です。

しかも、ただ DVI 端子を 4 つ繋いだだけだと、ディスプレイを単純に 4 分割しての使用になるようです。つまり 1,920 × 1,200 のディスプレイが 4 枚と同じ。ブラウザを最大化しても画面の 1/4 のサイズにしかなりません。これを解決して 3,840 × 2,400 を 1 枚のディスプレイとして使うためにはビッグデスクトップを使用する必要がありますが、そのためには 1 枚で 4 画面出力できるグラフィック・カードが必要になります。定番は NVIDIA の Quadro NVS 440 だそうです。これが 6 万円くらいします。

さらに、1 万円のケーブル も必要です。しかも、NVIDIA ということは、AMD のグラフィック・カードは併用できないことになります。現在、使用しているマザーボードのオンボグラフィックの 790GX と PCI-Express に挿してる Radeon HD 4650 が使えなくなります。既に使ってるディスプレイも 2 枚ぐらいはまだ使いたい。ということは、新たに、9600GT の Green Edition でも買うか……? AMD の ATI FirePro 2450 という製品もありますがファン付きです。ファンレス化するとなると GPU クーラー代が……。

これだけ、悪条件が揃うと諦めるには充分です。充分のはずでした。ところがです。何故か、本当に何故だか分からないのですが入札してしまいました。出来心というやつでしょうか。24 Hz でもまぁいいか、とでも思ったのでしょうか。本当によく分からないまま入札してしまいました。

話はこれで終わりません。入札直後に何と新品かつ付属品フル装備 (コンバータ・ボックス付き) という条件で 98,000 円即決で同商品が出品されたのです。正真正銘、1,974,000 円の製品です。IBM T221 9503 DGP です。これなら、グラフィック・カードも追加で買わなくていいじゃないか……そう思ったときには既に落札していました。

続く


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