ナメサメカリンチョ

「白いデスクチェア」の続きです。

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その後、東急ハンズでエルゴヒューマンという椅子も試してきました。調整の範囲がかなり広いので、うまく合わせられるかと思いましたがダメでした。ランバーサポートが独立しているのはいいのですが、独立した調整はできないので腰椎のカーブをうまく合わせることができませんでした。さらに座面が少し長すぎる気がします。

理想は直立時と同じ姿勢をとれることです。傘を立て、真上から真下に向け力をかけてみてください。傘がまっすぐだとかなりの力に耐えられますが、傘を傾けると傘は力に耐えきれずに曲がってしまいます。背骨も同じことです。

直立時なら重力に耐えられますが、ちょっと不自然な姿勢をとると背骨を痛めてしまいます。ただ、直立時の人間の背骨は傘と違って S 字の曲線を描いています。座ったときも直立時の曲線と同じ曲線を保持できれば、最も腰に負担がかからないと私は思います。

ですから、私は椅子にリクライニング機能は求めません。座ったときはなかなか良くてもちょっとリクライニングすると腰に負荷が集中してしまうこともあります。90°から 180°まで全ての角度で理想的な負荷分散ができるような椅子の設計というのはとても難しいと思います。ですが、90°の時だけ理想を保つというなら不可能ではないと思います。

結局、私が選択したのは前回も紹介したミオ オフィスチェアでした。腰椎まわりの保持や通気性など機能面は圧倒的に Baron チェアの方が上なのですが、この価格に負けてしまいました。デザインも私好みです。肝心の腰椎ですが、腰に空のペットボトルを置くことで理想的な曲線を保持できています。座面が短めなのもいいですね。これで背もたれが後傾していなかったら最高なのですが。

以前の白いデスクチェアはかなり洋服の色が移ってしまったので、今回はカバーをかぶせています。 2 枚の T シャツなのですが、多少なりとも通気性は良くなるし気軽に交換できるので、かなり良好です。 ただ、あまり見た目は良くないので来客時などは外したほうが良さそうです。

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