ナメサメカリンチョ

「プルチネルラ」をご存知でしょうか。

• セット・衣装: パブロ・ピカソ
• 音楽: ストラヴィンスキー
• 振付: レオニード・マシーン

という極めて豪華な布陣のバレエ作品です。

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特に音楽が素晴らしく、私が 2 番目に好きなストラヴィンスキー作品でもあります。「ストラヴィンスキーは本当にいい曲を書くなぁ」と常々思っていたのですが、この音楽はストラヴィンスキーのオリジナルではないらしいのです。何でも 18 世紀の様々な作曲家たちの楽譜を参考に作曲したのだそうです。私の大好きなプロコフィエフの交響曲第 1 番もルーツは古典らしいし、ドイツ・ハルモニア・ムンディ 50 周年記念箱もいい曲が多かったと思ったし、どうやら私は古典音楽が好きらしい。

そこで、「プルチネルラ」の原曲も聴いてみたくなり探してみました。いくつか廃盤になっていましたが 8 割くらいは収集できました。早速、聴いてみると……

いやー、丸ぱくりですね。これはひどい。オリジナルの要素がほとんどない。著作権が消滅してるから法的に問題はないとしてもこれを編曲と呼ばずに作曲とするのは道義的に問題があるでしょう。この時代にはオマージュとかいう便利な言葉はなかったのでしょうか。

ちなみに「プルチネルラ」の原曲はこちら

• ガロ 12の三重奏ソナタ / Gallo: 12 Trio Sonatas
• ペルゴレージ 歌劇「フラミニオ」 / Pergolesi: Il Flaminio
• ペルゴレージ 歌劇「恋に落ちた兄と妹」 / Pergolesi: Lo frate 'nnamorato
• ペルゴレージ シンフォニア / Pergolesi: Sinfonia for Cello and Basso
• ヴァッセナール コンチェルト・アルモニコ / Wassenaer: Concerti Armonici
• パリゾッティ もし私を愛してるなら / Parisotti: Se tu m'ami
• モンツァ チェンバロ組曲 / Monza: Harpsichord Suite

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