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CD と DVD は旧文明の遺産

2007 年 10 月 8 日 月曜日

CD と DVD から脱却しましょう。

何故ってそりゃかさばるからに決まってます。あんな不安定な回転体を使い続ける意義はありません。

代わりに使うのはもちろん HDD です。速いし小さいし安いし安定しています。

CD からの脱却は以前に書いた「音楽 PC を作ろう!」シリーズを参考にしてください。EAC で音楽 PC の中に CD を完全バックアップしたら、スキャナでブックレットを読み込みます。foobar2000 を使えば CD を聴きながら、スキャンしたジャケ画やブックレットを閲覧できます。もう CD はごみ箱に突っ込んでいいのです。

さて DVD からの脱却。簡単じゃんと思うかもしれません。確かにパソコンで DVD を見るだけなら何の不都合もありまえん。 すぐさま DVD を夢の島に放り投げたくなります。しかし、パソコンのディスプレイは画質が悪いのです。やはり映画はリビングの画質のいいテレビで視聴したいところです。HDMI 端子を装備した最新のテレビと最新のグラフィックカードを装備した PC があれば簡単なんですが、それでは汎用性が低すぎます。

貧弱なテレビでも気軽に映画を楽しむことはできないのでしょうか。

そうした悩みに応えるのが HDD マルチメディアプレイヤーです。この名前が一般的かどうかは知りませんがここではこの名称で統一させていただきます。

HDD マルチメディアプレイヤーとは HDD の中に保存された動画をいかなるテレビでも再生することを可能にする HDD プレイヤーです。DVD プレイヤーではなくて HDD プレイヤーです。DVD を挿入する代わりに HDD を挿入します。動画再生時に PC は必要としません。実際には HDD マルチメディアプレイヤーというものは販売されていないので自作するしかありません。

といっても 9 割以上できあがっているものがあります。HDD を内蔵するだけで完成です。実に簡単。

この手の製品はいくつかありますが安心して勧めることができるのは TViX と MOVIE COWBOY です。その中で私が購入を検討したのは下記のモデルです。

  • DC-MC35UL3 は HDMI 端子がありますが H.264 には対応していません。値段は手頃 (2 万円台)。
  • M-4000SA は HDMI 端子がなく、 H.264 にも非対応だがFLACに対応していて手頃な値段 (2 万円台)。
  • M-4100SH は H.264, FLAC 対応、 HDMI 端子装備と最強なんだけど値段も最強 (約 4 万円)。

結局、私は M-4100SH を買いました。将来性を考えるとこれしかありません。HD-DVD や Blu-ray ディスクからもいち早く脱却できるのだから高くはないと思います。

実際に使ってみると非常に快適です。眠くなってきたので詳細は書きませんがとても素晴らしい。まさに小型ジュークボックスです。TViX にしろ MOVIE COWBOY にしろ音楽ファイルや静止画の再生もできるので本当に長い間使える逸品だと思います。今後、後継製品が出たとしてもせいぜい eSATA 端子の装備くらいでしょう。この記事を見た読者は全員漏れなく購入しなくてはなりません。

(注) DVD (CSS) の中身を抜き出すのは合法ですが、個人所有であっても HD-DVD や Blu-ray (AACS) ディスクの中身を抜き出すのは違法です!


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