ナメサメカリンチョ

来年も数多くの注目映画が公開されますが、その中で個人的に最も期待している映画が『さくらん』です。

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その名の通り邦画なんですが、何と監督は 蜷川実花 さん！ 知らないって？ まぁそれも無理はありません。彼女の本業は監督ではありませんから。

彼女は写真家です。フォトグラファーです。私が初めて買った写真集の作者が蜷川実花さんでした。彼女の写真の良さは写真を見ればすぐに分かります。非常にとっつきやすい。

彼女の写真の最大の特徴はその鮮やかさにあると思います。彼女の写真はじっと見つめると胸が高鳴るほど色鮮やかです。彩度がとても高いのです。彩度アゲアゲです。彩度アゲアゲでつぶれまくりでおまけにピントは外れまくりですが、そんなことはお構いなしです。良い写真ならそれで OK なのです。

彼女の写真の色鮮やかさは『さくらん』にも生きています。トレーラーをちょっと見ただけでも素晴らしさが分かります。

他にも音楽監督が 椎名林檎 さんだったり、主演が 土屋アンナ さんだったりと話題を呼びそうな作品です。公開は 2007 年 2 月 24 日。久しぶりに公開日に観たいと思わせる映画です。みなさんも見に行きましょう。

ただし、この作品の内容はよく分かりません (原作は 安野モヨコ さん)。素人監督だし面白くないかもしれない。万が一そうだったとしてもそこは割り切っていただきたい。映像を楽しむ作品と割り切っていただきたい。『エレファント』みたいに映像が鮮やかであればよしとしていただきたい。

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